『僕はこうして運を磨いてきた』

2018年2月5日 第1刷発行

 

著者:千田 琢哉

 

発行者:小澤 源太郎

 

発行所:青春出版社

 

【著者紹介】

文筆家。

愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。

東北大学教育学部教育学科卒。日経損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界における大型プロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまでの陣頭指揮を執る。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、"タブーへの挑戦で、次代を創る"を自らのミッションとして執筆活動を行っている。

著書は本書で151冊目(著者紹介より抜粋)

【オススメ度】  
読みやすい度 ★★★★☆
お役立ち度

★★★★☆

千田琢哉のファンになる度

★★★★★


「書くことがない!!」

 

毎週お読みいただき、ありがとうございます。

 

本ページでは、今週の出来事などを最初に書かせていただいておりますが、ここ数回とも、本当に書くことがありません。。。

 

コロナ第2波の影響で土日も基本的には外出しておらず、勉強と家事手伝いと子供の宿題の手伝いしかしておりません。

 

他のみなさまも同様なのかもしれないと思いながら、早く収束することを願うばかりです。

それでは、今週の1冊です。

 

7月26日にご紹介した、千田琢哉氏の著作です。

 

前回、中古本を仕入れた時に狙って購入しました。

 

今回の著者紹介を読んで改めて驚きました。

 

著作は、本書で151冊目!?

 

ヤバくないですか?益々尊敬です。

 

現時点で、良かった項目が4つあり、まだ絞りきれていないのですが、書きながら絞ります(苦笑)

 

早速、勉強になった3つをご紹介致します。

 


〜①:安くて面倒な仕事をやっておくと、運の貯金ができる〜

この項目は、絶対外せなかったです。

 

ガツン!ときました。

 

 

私は現在、メガバンクのプロダクト部に在籍しています。

 

簡単にご説明しますと、ある特定の専門分野に関して、現場をサポートする部隊です。

 

お客様担当が把握してきたお客様ニーズに対して、適切な商品を選定し、必要であれば提案や説明を代行し、収受する手数料で評価される部隊です。

 

また、市場ニーズを捉まえて、新たな商品を企画し、協力会社と実現していく業務も行っています。

 

こんな日常を送っておりますと、「コスパの高い業務」と「コスパの低い業務」というものが自然と発生します。

 

顧客からの収受手数料が高い案件、多くの付帯取引が見込まれる案件もあれば、時間と手間だけが掛かって、大した実りが無い案件もあります。

 

現在の私は、時間効率も考えて、コスパの低い業務はできる限り引き受けないように振る舞い、面倒な案件を受けないことに注力しております。

 

当然、上手く行けば効率的に実績を上げることができますが、最近はメッキリ案件の相談自体が少なくなってきております。

 

「これも、お客様がコロナ影響で本業が苦しいからかな。」と、半ば言い訳的に自分を納得させておりますが、周りを見ると、案件が継続的にやってきて、コンスタントに業績を上げている同僚もいます。

 

そんな時、この項目を読んで、衝撃を受けました。

 

(以下、一部引用)

(単価の安い案件でも引き受けておくと、)それが実績となって、巡り巡ってリピーターと紹介が増える。

あとは放っておいてもあなたの仕事の値段は市場が決めてくれるから、もう値切られる心配もない。

(中略)

目の前の仕事を101点で仕上げ続ければ、自然と見える景色が変わってくる。

(引用ここまで)

 

最近、受ける仕事を60点~80点程度の精度で完了させ、案件が無ければ早く帰って英気を養うことが習慣になっておりましたが、こんな仕事の仕方では相談が徐々に減り、業績が上がらないことも当然のことでした。

 

安くて面倒な仕事をただ避けるのではなく、キッチリやり切って次に活かす術を身に着けたいと思います。

 

〜 To Do 〜

安くて面倒な仕事でも、101点で仕上げて次に繋げる。


〜②:旧友に会いたくなったら、運気が落ちてきた証拠〜

今年の夏はコロナの影響で地元にも帰らず、前の職場での飲み会も激減し、旧交を温める機会がグッと減りました。

 

コロナを呪いつつ寂しく思っていたところに、この言葉が刺さりました。

 

(以下引用)

無性に旧友に会いたくなったら、あなたの運気は確実に落ちている。

なぜなら人は人生がうまく行かないと、必ず過去の楽しかった思い出にすがりたくなる生き物だからである。

同窓会の常連で成功している人は一人もいないだろう。

(中略)

日々成長している人間は、常に未来を見ているものだ。

そして成功者は新しい一流の世界で、一流の出会いも次々に訪れる。

だから過去に浸るという発想自体が、そもそも彼らの頭の中には存在しないのだ。

(引用ここまで)

 

確かに、現状に満足していたり新しいことに挑戦している時には、足元と前だけを見つめて突っ走っているので、過去を振り返る余裕がありません。

 

また、純粋に時間が足りないので、声をかけてもらっても不参加であることが多く、そのうちに声もかけてもらえなくなります(これ、私もそうです)。

 

ある意味寂しい部分もありますが、やはり、旧交を温めて良き思い出に浸るより、成長を発展を願って新しい事に挑戦している時の方が、充実していて楽しいものです。

 

新しい人脈の構築に勤しみつつ、私が同窓会を企画し初めたら、温かい目で見守って頂ければと思います(笑)

 

〜 To Do 〜
旧交を懐かしむより、今を全力で楽しむ。

〜③:苦労して成功した人は、偽物の成功者~

 これには仰天しました。

 

成功者は苦労するものでしょう?

 

と思わずツッコミたくなりました。

 

しかし、本書にはこのようにありました。

 

(以下引用)

経営コンサルタント時代にはなかなか口に出しては言えなかった事実がある。

それは苦労して成功した人は、偽物の成功者だとういうことだ。この事実は私とごく親しい経営コンサルタントたちの間では、半ば常識として語られていたものだ。

(中略)

私のコンサルティング・スタイルのベースは「資質論」にあり、苦労するということは才能がないということであり、苦労を感じない場所で活躍すべきであると考えていた。

(中略)

「ん?今俺は苦労しているぞ」と少しでも感じたら軌道修正をまめに行ってきた。

その結果、今、ここにいる。

苦労しているという違和感を無視して頑張り続けない。

(引用ここまで)

 

 

これは、素直に理解することは困難そうです。

 

現在、資格試験取得のために努力をしている自分自身の否定にもなりえます。

 

多少は楽しんで勉強している面もありますが、やはり、相応に苦労しているつもりです。

 

これを軌道修正するなら、「もう資格取得は諦めれる」ということになります。

 

もちろん、それも一つの道だとは思います。

 

都合3年間も勉強しながら合格していないということは、自分に向いていないということでもあるかもしれません。

 

それは、取得してみなければ分かりませんが、取得することに時間を掛けすぎて、登りきったら違うゴールにハシゴが掛かっていたことに気付いたら、後悔しかありません。

 

ですが、今登っているハシゴのゴールが「間違っている」のか「目指すべきゴールに向かっている」のか、これはやり切ってみないと自分には分かりません。

 

だとすると、残り2ヶ月となった現状では、まずは今回でキッチリ合格仕切ることに注力したいと思います。

 

その上で、仮に合格できなかった時には、もう一度身の振り方を考えたいと思います。 

〜 To Do 〜
苦労していると感じたら、軌道修正を図る。

〜まとめ〜

今回のページではご紹介しきれておりませんが、

 

「孤独な時間を愛する」とか

 

「清濁併せ呑まないとか、

 

他にも刺さるワードがありました。

 

このページを読んで気になった方は、是非、ご自身でも購入され、お読みになることをオススメ致します。

 

個人的には物凄く好きな考え方での本を出されている方なので、これからも積極的に拝読して参りたいと思います。

 

〜 To Do 〜
1.安くて面倒な仕事でも、101点で仕上げて次に繋げる。

2.旧交を懐かしむより、今を全力で楽しむ。

3.苦労していると感じたら、軌道修正を図る。