『パレオダイエットの教科書』

2019年4月20日 第1刷発行

 

著者:鈴木 祐

 

発行者:久保田 榮一

 

発行所:株式会社扶桑社

 

【著者紹介】

月間250万PVのアンチエイジングブログ「パレオな男」管理人。あまりに不摂生な暮らしのせいで体を壊し、一念発起して13キロのダイエットに成功。その勢いでアンチエイジングにのめり込む。「120歳まで生きること」を目標に日々健康維持に励み、アンチエイジング、トレーニング、メンタルなど多岐に渡って高度な知見を発信している。NASM公認パーソナルトレーナー。

(著者紹介より抜粋)

 

【オススメ度】  
読みやすい度 ★★★
お役立ち度 ★★★
痩せる度 ★★★★

 


今年も最後の日曜日ですね。

 

我が家では、クリスマスプレゼントで浮かれる3匹の小人を尻目に、普段行えない場所の掃除をガシガシ進めています。

 

周囲では腸炎やらインフルエンザやらが猛威を振るっていましたが、今年は運よく、会社を休むような病気にもかからず、健康に過ごせました。

 

来年も良い年を送れるよう、整理整頓を確りやって今年を〆たいですね。

 

では、今週の一冊です。

 

著者は、「鈴木 祐」氏ということで、12月1日週にご紹介した「ヤバイ集中力」の著者でもあります。

 

同書を読んですぐに本書も読んだのですが、せっかくだから紹介されたスキルを試して、自身の体重・体調変化を実感してから感想文を書こうと思い、少し寝かせておりました。

 

結論から申し上げますと、良いです!

 

・・・が、ライフスタイルとの兼ね合いもあるので、万人に共通の健康法とまではいかない気がしています。

 

真似出来るところから、取り入れていくのが良さそうです。

 

 


〜はじめに〜

「パレオ式」とは、旧石器時代を意味する「パレオリシック」の略です。

 

つまり、パレオ式ダイエットとは、旧石器時代の食事法を基に考案されたダイエット方式です。

 

とはいえ、260万年前の習慣を正確に把握することはできません。

 

だから、現在の狩猟採集民族の生活習慣を研究して考案されています。

 

最新の研究や世界中の大学論文を基に考察されており、非常に説得力のある論説が展開されています。

 

このサイトでは、私の知識が不十分で説明し切れないので、大きなテーマになっている

 

「食う」

 

「寝る」

 

「動く」

 

の3要素から、それぞれ気に入った具体的方法をご紹介します。

 


〜1.「食う」の改善〜

狩猟採集民族は、朝起きたら獲物を狩りに出かけ、採集できた獲物や野草を基に、昼食と夕食を採り、日の入りと共に就寝しているそうです。

 

このサイクルをヒントに、8時間ダイエットが考案されています。

 

1日のうち、8時間だけは好きなだけ食べて、残りの16時間は何も口にしないというテクニックです。

 

従来の私は、朝5時に起き、朝食が7時くらい、夕食を21時くらいに食し、昼食は抜くことが多かったです。

 

・・・8時間ダイエットとは真逆ですね(苦笑)

 

8時間ダイエットを実践しようとすると、例えばこんな感じです。

 

昼12時・・・初の食事

夜20時・・・夜の食事

朝は食べない。

 

いや〜、ものすごく体に悪そうではないですか?

朝抜いて、夜食べて、また朝抜いて・・・

 

そもそも、栄養不足で頭が働かないよ!

 

って思っていましたが、取り敢えず試してみました。

 

結果は、朝抜いても、午前中の仕事のアウトプットに大きな影響はありませんでした。

 

かといって、夜をドカ食いするかというと、そこまで大げさにならず、食欲はコントロール出来ています。

 

昨年の正月に80キロあった体重が、12月初旬にこの方法を始めてから1ヶ月で、無理なく72キロまで落ちてきました。

 

その後、忘年会シーズンになり夜の宴席が増え一時体重が増えましたが、それでも75キロが上限でした。

 

このままの調子で続けていけば、更に減量出来る気がしています。

 

 


〜2.「寝る」の改善〜

寝るの改善には、光を制することだと説明されています。

 

現代は夜でも明るい状態が続くせいで体内時計がパニックを起こし、いつ眠りにつき、いつ目を覚ませばいいのかが判断できなくなっていると言われています。

 

そこで、就寝時・起床時の光のコントロールや、ブルーラートカットについての論説が詳細に説明されています。

 

ちなみに、朝は「目覚ましやアラーム」といった音での目覚めをすると、「危機がせまってきているので、まずその場から逃走する」という危機意識が働き、逃走にしようする部位のみが目覚めるという研究結果が出ているそうです。

 

これは、メンタリストDaigoの本にも紹介されていました。

 

過去にこの本を読んでいて、私も、朝の目覚めはスマホに連動してタイマーで点灯・消灯をコントロールできる特殊なLED電灯を使用するようにしています。

 

毎朝5時起きですが、4:30から徐々に明るくなり、日の出を再現しています。

 

最近では、アラーム無しで自然に目が覚めるようになってきました。

 

朝の起き抜けの不快感が無く、夜の寝つきも良くなり、オススメです。

 

探せばネットでたくさんの製品が見つかり、値段も3,000円〜20,000円と幅があります。

 

私は、お試しのつもりで3,000円のライトを購入しましたが、十分な機能で満足しています。

 

睡眠・起床にお悩みの方は、是非一度試してみて下さい。

 


〜3.「動く」の改善〜

最後は、動くの改善です。

 

本書では、筋トレやマラソンといったハードトレーニングではなく、継続的に長く動くことを推奨されています。

 

よって、座り仕事が多い私のような本部勤務のサラリーマンは、日常の中に体を動かす工夫を取り入れる必要があります。

 

良く聞く話ですが、エスカレーターを使わず階段を使う、一駅多く歩く、コマめに立ち上がり意識して歩く、といった具合です。

 

この本でも多数のテクニックが紹介されていますが、大変興味を持ったものが「トレッドミルデスク」です。

 

これは、「スタンディングの机+ウォーキングマシーン」で構成されています。

 

スタンディングの机は立ったまま作業をします。

 

トレッドミルデスクは、ウォーキングマシーンで歩きながら作業をするのです。

 

すごくないですか?!歩きながらパソコンいじるのですよ。

 

ただ、散歩中や出勤中によいアイディアが湧いてきたり等、歩きながらの思考は良いことは知られています。

 

家の中で、PC作業を行いながら運動もできる、なんて一石二鳥な方法でしょうw

 

今年の大掃除で、今使っている大型机を別の部屋に移動させ、来年から始めたいと思いますwww

 


2月10日:追記


導入完了しました!写真はコチラ


使い心地は、かなり良いですよ!