R4年度事例Ⅰ 再現答案

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R4年度 事例Ⅰ 問題文
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得点 58点

 

評価 B


第1問

A社が株式会社化(法人化)する以前において、同社の強みと弱みを100字以内で分析せよ。

 

再現答案

  

強みは、品質がよく評判の農作物を活用し、高級贈答品や共同開発の菓子、消費者の求める野菜等で差別化している点、弱みは、従業員の定着率が悪く、業務の繁閑に対応できず、教育体制や役割分担も無い点、である。


第2問

A社が新規就農者を獲得し定着させるために必要な施策について、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。

 

再現答案

 

①地域に根ざす農業の共通目的を従業員と共有する、②提案制度で新事業を募り必要な権限と責任を与え、事業の面白さを自覚させる、③農業の基本等はOJTで丁寧に教える、④地域の農業関係者との人間関係を取り持つ。 


第3問

A社は大手中食業者とどのような取引関係を築いていくべきか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。

 

再現答案

 

新品種の栽培や新事業への取り組みに人員を配置するために、中食事業者とは、高品質な作物を活用したデザートや菓子、ジャム等高付加価値の商品に絞り込む提案をして、少しずつ依存度を下げていくことを提案する。

 


第4問

A社の今後の戦略展開にあたって、以下の設問に答えよ。

 

(設問1)

A社は今後の事業展開にあたり、どのような組織構造を構築すべきか、中小企業診断士として50字以内で助言せよ。

 

再現答案

 

生産部門と直営部門を設置し、各々に責任者を置き、従業員は相互で活用し、社長が両部門を統括する事業部制組織とする。

 

(設問2)

現経営者は、今後5年程度の期間で、後継者を中心とした組織体制にすることを検討している。その際、どのように権限委譲や人員配置を行って行くべきか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。

 

再現答案

 

権限委譲は、社長の店舗マネジメント経験を、適正のある従業員に時間を掛けて伝え、少しずつ責任とともに与える。人員配置は、両部門を定期的に移動させ、繁閑に合わせて流動でき、自身の適性も判断できる体制とする。