Ｒ２年度事例Ⅲ 再現答案
結果 B
第１問
C社の(a)強みと(b)弱みを、それぞれ40字以内で述べよ。
再現答案
(a)
鏡面仕上げ、溶接・研磨技術による高い仕上げ品質、大型・装飾性のある特殊加工技術。（４０字）
(b)
工程順序や工数見積の標準化が未済で、納期の遅延が発生してしまっている点である。（３９字）
第２問
C社の大きな悩みとなっている納期遅延について、以下の設問に答えよ。
(設問1)
C社の営業部門で生じている(a)問題点と(b)その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。
再現答案
(a)
①モニュメント製品で図面承認後の制作段階で打ち合わせが発生する、②制作前プロセスに時間を要し製作期間を十分に確保出来ない。（60字）
(b)
①3Dプリンタによるミニュチュアでイメージの擦り合せを図る、②契約前に製作図や施工図を擦り合わせ契約後の制作期間を確保する。(60字)
(設問2)
C社の製造部門で生じている(a)問題点と(b)その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。
再現答案
(a)
①溶接・組立工程と研磨工程で作業途上の加工物の移動が発生する、②技術不足で高度が加工技術が必要な製品の納期超えが発生する。（60字）
(b)
①計画作成を切断加工～研磨の一貫で作成し、週次で見直す、②チーム構成を見直し、技術の平均化と個々の技術向上を促す、である。(60字)
第3問
C社社長は、納期遅延対策として社内のIT化を考えている。C社のIT活用について、中小企業診断士としてどのように助言するか、120字以内で述べよ。
再現答案
助言は、①モニュメント製品の最終検査時の手直し削減のため、3次元CADを導入する、②材料・工具運搬と歩行の不稼働を削減するため、自動運搬ロボの導入を検討する、③作業者の打ち合わせや不在の不稼働削減のため、リモート会議システムの導入を検討する。（119字）
第4問
C社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置づけている。モニュメント製品事業の充実、拡大をどのように行うべきか、中小企業診断士として120字以内で助言せよ。
再現答案
助言は、①建築用金属製品メーカーに対し、特殊加工の強みを訴求し、建築プロジェクトで外装デザイナーの紹介を受け拡大を図る、②デザイナーに対し、仕上げ品質の強みを訴求し、複雑な形状や凝ったデザインの製品に鏡面加工を施す提案をして拡充を図るである。(120字)