各科目の勉強を始める前に、過去問を眺めます。
私は5年分に目を通しましたが、各位の状況により1年〜5年は調整して良いと思います。
眺めるだけなので、1年分当たり30分もあれば一読出来ます。
【目的】
実際の試験問題の難易度と、現在の自身の知識レベルの乖離を実感するため。
【効果】
初学の分野であっても、講師の「ここ重要!」に対し、「あ、過去問にあったような気がする」と頭にあるだけで、不思議と「親近感」を感じ、腹落ちが早い。
「理解する、覚える」は2の次。
最大の目的は、各論点について「最重要項目・重要項目・その他」に分けること。
スピード勝負で、可能な限り早く1巡してしまう。(例:中小企業政策は、2日で受講終了等)。
過去問答練でつまづいた時に、必要な部分を再度視聴すれば良いので、この時点では理解があやふやでも、覚え切れなくても、とにかく効率とスピート重視!
私が使用していたのは、「過去問完全マスター(同友館)」の過去問集です。
【最大のメリット】
テーマ別に類似問題がまとまっている上、「最重要・重要・その他」に整理されている。
【副次的メリット】
大手予備校の過去問集は、おおよそ5年で1冊だが、最近では6〜10年前の類似問題から出題されるケースもあり。
本書では、10年分の問題を取捨選択して分類・整理されているので、効率的に幅広い問題に触れられる。
何故かすぐに理解できるテーマと、何度間違えても理解出来ないテーマが、わりとハッキリ分かれます。
つまづくテーマは、[①解説→②テキスト→③通信教育動画]の優先順位で、一つ一つ確認して潰して行きます。
【最大のメリット】
各科目の中でも、「このテーマが出されたらお手上げ」な苦手分野を残さず、本番中に1つでも選択肢を絞れるよう、頻出論点をマスターする。
【最大のメリット2】(←じゃあ、最大じゃないじゃん)
後述の、「直前!苦手克服ペーパー」作成の材料となる。
【副次的メリット】
本番直前に自身の過去問を眺めると、努力の跡を実感できる。
ダサいネーミングはさて置き。
要は、上記により明確化した「何度やっても覚えられない」けど「頻出なので捨て問に出来ない」分野を、科目毎にまとめたペーパーです。
筆者の場合、カタカナとアルファベット3文字略語が絶望的に苦手だったので、ラスト1ヶ月は、過去問と自作ペーパーを繰り返し解いていました。
ご参考までに、筆者が作成したペーパーは、各科目のリンクに添付しております。
(1)サンドイッチ記憶法
有名な手法ですが、人間の脳は睡眠中に整理されるので、その性質を活用した記憶法です。
①寝る前に新しい過去問を解く
↓
②起きてすぐ、寝る前に解いた過去問を解く
以上です。
これにより、睡眠中に忘却BOXに入れられた記憶を引っ張り出し、長期記憶に付け替えるらしいです。
専門的なことは分かりません。ただ、効果はバツグンです。
(2)アプリ活用
某予備校大手がリリースしているアプリを購入しました、1万円で!!!
「アプリで1万円、高過ぎ!」
って思いましたけど、問題集2,000円×7冊=14,000円だったので、諦めて購入しました。
結果、軽くて持ち運びがラクチンで、自身の正誤履歴も残るし解説も読めるので、通勤時間やスキマ時間に重宝しました。
上記(1)サンドイッチ記憶法と並行して、夜寝る前と朝起きてから、同じ問題を解きました。
夜寝る前には歯が立たなかった問題も、朝起きて解き直すと割と覚えていて、快感でした(笑)
(3)断酒
完全に、趣味の世界です、スミマセン。
1次試験までラスト1ヶ月の30日間は、断酒しました。
ビールと日本酒ダイスキで毎日が飲み会な筆者としては、かなりの苦行でした。
色々書きましたが、結局コレが一番効果があったような気がします・・・orz