R3年度事例Ⅲ 再現答案

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R3年度 事例Ⅲ 問題文
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結果  A


第1問

革製バッグ業界におけるC社の(a)強みと(b)弱みを、それぞれ40字以内で述べよ。

 

再現答案

(a)

デザインからの一貫生産体制と、高級品を作れる熟練職人の高い技術力を有する点。

(b) 

新製品の企画・開発経験が少ない点と、組織的な生産管理体制が整備されていない点。


第2問

バッグメーカーからの受託生産品の製造工程について、効率化を進める上で必要な(a)課題2つを20字以内で挙げ、それぞれの(b)対応策を80字以内で助言せよ。

 

再現答案

(a)課題

ロットサイズ適正化による小ロット対応

(b)対応策

受注生産なので製品在庫は極小化すべきであり、受注量に適したロットサイズに変更する。

 また、生産計画を週次作成・見直しとし、都度変更を回避し小ロット化に対応する。

 

(a)課題

発注の資材欠品と生産計画の変更を回避

(b)対応策

資材のABC管理を実施し、発注期間が長い資材はあらかじめストックを保有する。また、生産計画を仮段階で共有し、早めの発注を行い資材欠品と生産計画の変更を回避する。


第3問

C社社長は、自社ブランド製品の開発強化を検討している。この計画を実現するための製品企画面と生産面の課題を120字以内で述べよ。

 

再現答案

 

製品企画面では、①小売店や開設予定の直営店経由で顧客需要を捉え、シーズ志向を回避、②ITを活用し設計実績を蓄積し、将来の製品に活用する。生産面は、①欠品と過剰在庫を回避するため、需要予測の精度を向上させる、②在庫情報を都度共有し、管理力を強化する。

 

 


第4問

C社社長は、直営店事業を展開する上で、自社ブランド製品を熟練職人の手作りで高級感を出すか、それとも若手職人も含めた分業化と標準化を進めて自社ブランド製品のアイテム数を増やすか、悩んでいる。

C社の経営資源を有効に活用し、最大の効果を得るためには、どちらえを選び、どのように対応するべきか、中小企業診断士として140字以内で助言せよ。

 

再現答案

 

熟練職人による高級路線を助言する。理由は、①職人の高い技術力を活かせる、②開発力が低くアイテム数増加が困難、だから。対応策は、①受託生産は若手中心のセル生産とし、熟練が指導し技術承継を行う、②納期遵守の為に、進捗・現品・余力管理に注力、③オーダーメイドも実施し開発負担の軽減、を助言。