R元年度事例Ⅰ 再現答案

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R元年度 事例Ⅰ 問題文
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結果 C


第1問

A社長がトップに就任する以前のA社は、苦境を打破するために、自社製品のメンテナンスの事業化に取り組んできた。それが結果的にビジネスとして成功しなかった最大の理由は何か。100字以内で答えよ。

 

再現答案

最大の理由は、たばこ市場の縮小である。背景は、①参入障壁低減による競争激化、②健康志向と受動喫煙問題の高まりによる縮小進行、③後継者不足と高齢化で事業者の減少、により、取引先市場が縮小した、である。(99字)


第2問

A社長を中心とした経営陣が改革に取り組むことになった高コスト体質の要因は、古い営業体質にあった。その背景にあるA社の企業風土とは、どのようなものであるか。100字以内で答えよ。

 

再現答案

企業風土は、①補修用性能部品の期限切れ部品でも客から依頼されれば対応する、②手書きの帳簿で全社計数管理無し、という前近代的な経営でも、取引先の拡大で右肩上がりだった古き良き時代から脱却できない考え方。(100字)

 


第3問

A社は、新規事業のアイデアを収集する目的でHPを立ち上げ、試験乾燥のサービスを展開することによって市場開拓に成功した。自社製品のサービスの宣伝効果などHPに期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てたと考えられる。その成功の背景にどのような要因があったか。100字以内で答えよ。

 

再現答案

要因は、①取引先の生産農家でもインターネットが不自由なく使用できた、②的確な機能のソフトウェアと燃費効率化した新製品が完成し他社と差別化できた、③組織が若返り、新事業への挑戦が受け入れられた、である。


第4問

新経営陣が事業領域を明確にした結果、古い営業体質を引きずっていたA社の営業社員が、新規事業の拡大に積極的に取り組むようになった。その要因として、どのようなことが考えられるか。100字以内で答えよ。

 

再現答案

要因は、①事業領域を明確にしたことで、若手を中心に共通目的とビジョンが明確化され、貢献意欲が高まり動機づけされた、②成果に応じた賞与で衛生要因が向上した、の両面により、モラールが向上した、である。(97字)

 


第5問

A社長は、今回、組織再編を経営コンサルタントの助言を熟考した上で見送ることとした。その最大の理由として、どのようなことが考えられるか。100字以内で答えよ。

 

再現答案

最大の理由は、機能別組織がうまく機能しているからである。背景として、①副社長・専務への権限移譲が上手くなされていた、②事業部制組織とする場合の人材育成は時間が掛かり、時期尚早であった、が挙げられる。(99字)