大きく、3つ壁があります。
①1次試験(合格率20%)
②2次試験(合格率20%)
③口述試験(合格率ほぼ100%)
ということで、1次が中ボス・2次がラスボスみないなものです。
巷では、1次20%×2次20%=合格率4%と言われているわけですね。
年1回です。大まかに、こんな感じです。
1次試験:8月中旬
↓
2次試験:10月中旬
↓
口述試験:12月中旬
A【ストレート合格】
7科目で420点以上を取る(平均60点)。但し、39点以下の科目があると足切り不合格。
B【科目別合格活用】
1科目60点以上を取ると、その科目は合格、以降3年間は試験免除(受けても良い)。
2年目以降は、合格未済の科目を全て受験し、その平均点が60%以上なら合格。但し、39点未満の科目があると足切り不合格。
(少し複雑ですが、例えば、1年目に5科目クリア・2年目は残り2科目が50点&70点 というケースも合格です)。
1次試験が合格になった年と、次の年の2回受験出来ます。
2回のチャレンジで不合格だった場合、また1次試験からやり直しです。
合格には4科目合計で240点、かつ39点以下が一つもないこと
ということで、一見すると1次試験と同じようですが、実は全く別物です。
詳しくは[後述]しますが、甘く見ていると、ラスボスにフルボッコにされます。
2次試験の合格発表から1週間後くらいに、口述試験があります。
内容は2次試験の事例について、2〜3問質問があり、自身の考え方を回答します。
質問に答えられず、ずっと無言でいるような重度のコミュ障以外はパス出来ます。
必勝法は、ありません!(苦笑)。
巷では下記のような王道パターンが紹介されていますが、私は懐疑的です。
王道パターン①
【1次・2次共通の4科目を得意科目にする】
「組織・経営/マーケティング/運営管理/財務会計」の4科目は、1次試験の科目でもありますが、ラスボス2次試験のテーマでもあります。
ですので、この4科目を1次試験のうちから重点的に学習すべき!という風潮を良く目にしました。
しかしながら、1次試験では非常に幅広い知識を問われるのに対し、2次試験では、ごく限られた範囲の知識を、いかに使いこなし、いかに理論的に分析・助言を組み立てるか、という大きな違いがあると思います。
例えば、[上記4科目のマークシートを常に100点が取れる]という(キモチワルイほど)極めたとしても、それだけでは2次試験は20点も取れないでしょう。
逆に、2次試験を合格できる程度の知識でマークシートに臨んだら、足切りの憂き目に合うかと(笑)。
「広さの1次vs深さの2次」という感じなので、あまり互換性は無いかと思います。
王道パターン②
【得意分野で点数を稼ぎ、苦手科目は足切り回避】
7科目もあれば、得意分野・苦手分野は当然にして発生します。そこで、自身の得意分野で80点以上を狙い、苦手分野は最低40点台とする手法です(←これで平均60点)。
もちろん、多くの人は仕事をしながらの勉強であり、試験対策に裂ける時間と体力が限られている中で、優先順位を付けることは当然だと思います。
しかしながら、各科目の難易度は年度により大きく変動しており、得点源のつもりが、難化により60%にとどまったり、苦手分野の難化で足切り退場にあったり・・・と、ヤマを張るのは危険です。
また、科目別合格を意識するあまり、3年目に残った科目が全て難化したら、目も当てられません。(複数科目が難化する一方、他科目が易化し、総合すれば例年通りの難易度だった・・・といったケースはよく見られます)。